先ずは時差の関係でこちらの29日に祝いメールを頂いた方達にお礼申し上げます。75歳になりました。
実は8年前やはりペルーで67歳の誕生日を迎えたんです。
あの時はマチュピチュ、ナスカの地上絵、イグアスの滝で弘嗣と大曾根君が一緒でした。その時日系の男性ガイドがツアーの皆さんに僕を紹介し拍手をもらった後、個人的にプレゼントをくれました。
それは鉄に銀メッキをしたようなインカ時代の神様でかなり重い。
大きさも手のひらにのるくらいで、神様は日本の布袋様に似て打ち出の小槌やら楽器やら何やらいっぱい持ったり付けたりで、ガイドさん曰くお金が貯まる、病気にならない、夢が叶う、商売繫盛、幸せになるなどありとあらゆる願いが叶うというてんこ盛りのお守りだった。
一応キーホルダーの形になっているがポッケに入れたらズボンが多分ずり落ちる。恵比寿の自宅に飾ってある。
そのおかげかこうしてまたペルーに来ることが出来た。
一年の計は元旦にありなどというが、僕は子供の頃から予定やら計画やら夢やら希望やらそれこそてんこ盛りの計を正月前に箇条書きにした。
ある時期から暮れも正月も酔っぱらっていて箇条書きは五つくらいに減った。
世界一周の船旅は入っていた。
60歳の時に断捨離を始め本は図書館にないものだけだけにしたら、本棚が三分の一になった。
この頃から一年の計は誕生日にありとなった。
70歳の時に二回目の断捨離、食器類も随分すっきりしたが部屋に友人が3人来た時コーヒーカップが二つしかなく二人は湯飲み茶わんにした時は少し後悔した。
そして75歳。
海と空を見ながら得意の夢や計画を考えた。何も浮かばない。
このままでいいや、、、。
わが青春に悔いなし。わが人生に悔いなし。
「言い切れるか?」と自分に問う。「言い切らなきゃ」と答える。
このままがいいや、、、。