今日は江上真吾君の誕生日だ。おめでとう!
江上君と言っても今や知らない人も多いと思うのでこの機会にざっと紹介しておく。
彼は雑魚寝立ち上げから10年以上 僕の右腕として働いてくれて一時引退したがここ10数年は火曜日の男として戻ってくれた。
その江上君が何と!69歳だとよ! 何と!なんて大げさな言い方をするのは彼と初めて会ったのは彼がまだ大学生だったからだ。僕は銀座の喫茶店に役者をしながら長いことバイトをしていたのでボーイ長になっていた。そこに彼がバイトに来た。僕はその頃悩んでいた。
ボーイ長なのに年中 稽古で休む、本番で休む、撮影で休むどれもチョイ役だったが休むことが嫌だったので取り敢えずバイトを辞めた。
悩む時間ができ突然 自分で店を持てば自由に芝居ができる!
僕は28歳で店を持った。スタッフに江上君を誘った。
夕方6時から朝の5時まで店は繫盛した。一年で借金を返済して横浜から幡ヶ谷にアパートも借りた。
千葉の鎌ヶ谷から通っていた江上君と一年だけ一緒に住んだ。

それからの46年はとても書ききれない。
一つはっきりしていることは 江上君は僕にとって全てにおいて絶対的信頼の出来る友人だということだ。そんな友人がいる。そんな幸せがこの世にあるだろうか!
僕も船上で誕生日を迎える。
帰国したら合同誕生会をしような!