16日の早朝4時頃から船の左舷方向に自由の女神が見えると言うので、タイマーを4時にして起きた。何と遠くに真っ白に輝く自由の女神が見える。今回は肉眼のほうがよく見えた。カメラには同時には収まらなかったが満月も海を照らし27歳の時に初めてNYに来た時の感動とはまた別のもっと大きなもっと広い感動だった。

明け方の自由の女神

明け方の自由の女神

明け方の月

明け方の月

明け方の摩天楼

明け方の摩天楼


27歳の時はNYのブロードウェイでミュージカルを観るそれしか頭になくそれを満喫した。50年前僕はこの像に関心がなかった。見てもいなかった。

それから50年近く立ち僕は多くの事を映画やテレビ、本、ドキュメンタリーで学んだ。
世界中から夢と自由を求めて海を渡りこのアメリカに来た大勢の芸術家や労働者や難民が最初に目にするこの自由の女神にどれだけの希望を託して見上げたことか。
自由の女神を映画だけから見ると「ゴッドファーザー」には希望が。
「猿の惑星」からは世界の終わりが。
ヒッチコックの「逃走迷路」からは独裁主義の終末が。
とにかくこの自由の女神が世界の自由と民主主義のシンボルだと学んだ。
映画やドラマ、アニメ、ゲームにまで数え切れない程この自由の女神が登場するという。

下記少し勉強した。自由の女神はニューヨーク港内リバティ島にある。
アメリカ独立100年の記念に自由と民主主義の象徴として1886年フランスから贈られた。
右手に掲げる世界を照らす自由の炎は純金張り、左手には独立記念日の1776年7月4日とローマ数字で刻まれた銘板を持つ。冠の7つの突起は7つの大陸と7つの海を表す。足元には引きちぎられた鎖と足かせがある。台座からトーチまでは93メートル。銅製だが緑青のため緑色。
意外だったのはこの女神の顔のモデルがあの有名なドラクロワの絵「民衆を導く自由の女神」死体の山の横で胸をはだけ旗を掲げたあの有名なフランス7月革命の絵からだったとは。
1984年世界遺産に。あの2001年9月11日以降島への上陸も見学も閉鎖。数年後に解除されたが今でも人数制限ありで予約制。因みに今回予約したが一ヶ月先までいっぱいでダメだった。
自由の女神という呼び名は日本独自のもので一般には「STATUE OF LIBETY」自由の像か「LADY LIBETY」だと言う。

今でもこのアメリカを自由と民主主義の大国と思っている人がいるのだろうか?
いるんだろうなあ。
自由も民主主義もへったくれもない大国が大手を振っているから、それに比べたらと。
選挙が楽しみだ、、、。