日程表にはスペインの次の寄港地がモロッコのカサブランカとあり次がポルトガルだ。僕は日程表の印刷ミスではないかと思った。
北上しているのだから当然モロッコの次がスペインのはずだ。
ところが地図を見てみるとカナリア島はスペインから1500㎞も離れたモロッコの西に位置する島だ。なるほど納得。
ある国があってその国に一番近い島はその国の島という思い込み。学習したはずなのにすっかり忘れていた。
北大西洋に面したフランスと南太平洋のタヒチ。タヒチが何故フランス領。
北方領土問題も含め世界は不思議いっぱい!

カナリア諸島は7つの島からできていてその中心がラスパルマスだ。
僕達はラスパルマスの港に着いた。
カナリア島の解説には美しい砂浜があり国際的なリゾート地。火山性の島なので起伏が激しく渓谷や谷、森とバラエティーにとんだ自然環境で気温も18℃~25℃で常春だとある。

僕達はベゲタ地区・グアヤデーケ(洞窟博物館)・アグイメス(旧市街)とバスで行くツアーだ。
ベゲタ地区ー旧市街でカテドラル(サンタアナ)大聖堂が有名だ。ローマカトリック教会でスペインが1478年にここを征服した後何百年もかけて完成したという。外観の重厚さに比べ中は繊細で美術館や芸術作品もあると言うが時間的に入れなかった。確かに権力を誇示するに値する重厚さだった。
そして近くには大航海時代コロンブスが滞在したという家が残されていた。
カセデ・コロンという。
コロンブスと言うとアメリカ大陸を発見した人、コロンブスの卵という言葉しか知らない僕は少し調べてみた。
イタリアのジェノヴァ出身らしい、アメリカ大陸発見は諸説あり、航海中多くの虐殺略奪あり、奴隷商人でもあった。
コロンブスの卵(逆転の発想)も諸説あり。
コロンブスと聞くと何だか偉い人と思っていたがそうでもなさそう。
興味のある人は調べて見ては?
この石畳のベゲタ地区の雰囲気は好きだった。

カテドラル(サンタアナ)大聖堂

カテドラル(サンタアナ)大聖堂

コロンブスの滞在した家

コロンブスの滞在した家

石畳の旧市街

石畳の旧市街と弘嗣

庶民の市場

庶民の市場