NYでの2日間の過密スケジュールのせいか出航後の18日から腰痛が始まりまだ大丈夫だろうと思っていたが19日には、痛みで歩くのもままならずベッドに横になっても動けず椅子に座っても痛む。おまけにだるく熱を測ったら37.4度、腰のせいかなとほっとく。
腰痛は年に2、3度ありコロナで店が自粛中に精密検査をしてもらったところ腰の骨がずれており「痛みが我慢できなければ手術、手術が成功するとは限らない」痛み止めと湿布薬を貰って帰った。一週間程で痛みは無くなった。それから二度腰痛で病院に行ったが前のカルテを見て返事は同じ薬も同じ。
それから数度あった腰痛は病院に行かず気休めに買った湿布薬で4、5日で治まった。今回も無理せず我慢すればと思っていた。
食事は弘嗣にテイクアウトで持って来て貰った。

20日は何もせず腰をかばいながらベッドでゴロゴロ本を読んでよく寝た。
夜は熱っぽいので弘嗣に頼んで氷枕みたいなもの作ってもらった。

21日腰痛もさることながらだるく悪寒がする。腰痛のせいかなと思いながらも持参した体温計で熱を測ってみた。39.8度 今までの人生でもあまり記憶にない高さだ。船内の診療室の午前の診療は終わっていた。午後一番に弘嗣に付き添ってもらい医者は熱の高さに先ず驚き、コロナとインフルエンザの検査を半ば強制的に鼻綿棒ぐじゅぐじゅで受けさせられた。実はこの船乗船してしばらくコロナが蔓延して陽性者は5日間隔離との噂があったが、デマだろうと気にしていなかった。
隔離は嫌だと思ったが陰性だった。
昨日弘嗣に書いてもらった点滴を2時間程打つ。
迎えに来てくれた弘嗣と医療スタッフの黒人の男性と車椅子で部屋に戻った。
弘嗣のテイクアウトを軽く食べ、自己流の熱さまし(厚着して汗をかき汗をかいたら体を拭きTシャツを変える)を夜中三回したがよく寝た。

そして今日22日 朝6時早速熱を測る。何と平熱の36.3度だ。もう一度測るが同じだ。信じられなかった。朝食をレストランで済ませ午前一番の診療9時半を待っていたら看護師から電話があり車椅子が必要かと聞いてきたので大丈夫だこれから行くと伝えた。
熱を測り医者も驚き夜中電話があるのでは心配していたという。
大事をとり二種の点滴を1時間程した。弘嗣が付き添ってくれた。
昨日貰った湿布薬以外二種の三日分の薬は捨てようと思っていたが、医者に必ず飲むように見抜かれたように言われた。

今朝弘嗣に代筆してもらったブログで心配してくれている人もいるのではと思い調子のいい今日一気に書いた。腰も限度だが書き虫は湧いて来た。
おまけだが診療室で勘定を待っている時に新しい患者さん(?)が受付に小声で「EDの薬はありますか?」とはっきり聞えた。
そうですか、と僕たちの前をうなだれて帰っていった。