ケープタウンを後に今日から12日間スペインのラスパルマスまで陸地の見えない海の上だ。
船上生活には慣れたが出航してから明日で一ヶ月仕切り直しだ。

まず何故このピースボートの豪華客船に乗れたか?
様々な要因があると思うが僕の場合チャンスに恵まれたとしか言いようがない。
3ヶ月半もの長い間留守にする不安はなかったか?
僕の場合不安は店だけだった(これも恵まれていると思う)
店は江上君、今泉君、石井君にお願いし承諾してもらった(これも信頼できる3人で恵まれていた)
病気を心配する人が多かったが全くなかった(なるようになると言う僕の性格が得していた)
これだけクリアしていれば後は決断だけだった。

9月4日のミコさんのコメント
「世界一周っておとぎ話のような言葉だけど 本当にしてる人ってすばらしいと思います」やっと返信ができます。
この船に乗る前まで僕もミコさんと同じように思っていました。
今は違います。
おとぎ話ではありません。健康であれば!(75歳以上の方は医者の健康診断が必要です)常備薬を飲んでいても(僕は3種飲んでいます)車椅子の方も杖を付いてる方もかなりいます。手を引かれながら歩いている方もいます。
すばらしいと思います!
僕が素晴らしいと思うのはその決断力に対してです。
嘘か誠かこの船のお年寄りの乗客1500人の平均年齢は85歳 子供も若者も入れると75歳僕たちがこの船でたった二人知り合った男女が75歳でした。
一人旅のお年寄りも大勢います。
何かを背負って来た人達ばかりだと思います。
僕も決断するのに3年かかりました。
経済の問題も大きいかと思いますが それは自身が世界一周の旅をしたいかしたくないかだけの問題だと思います。

大きなステージでの希望者を募ってのカラオケ大会があった。
僕は思い出に出てみたいと思ったが弘嗣は出ないと思っていた。
店ではよく歌うが大勢いると歌わない。
第一から第三希望の曲目とキーと出演理由を書いて前もって提出する。
選考基準は分からないが二人して出ることになった。
弘嗣は曲の一番だけを歌うが気に入ったようだ。
30分3000円と言う貸し切りのカラオケボックスで早速練習。ボックスと言っても20人以上は入れる部屋だった。
二人して選んだ3曲ずつを大急ぎで歌って金が勿体無いので30分で練習を終えた。
当日弘嗣は吉幾三の「情炎」工藤静香や中森明菜が得意なのにお年寄りが多いからとこの歌。中々の出来栄えでエライ! 動画を見せたいが著作権で残念。
僕は世界的に有名な坂本九の「上を向いて歩こう」
英語 中国語 韓国語と楽しいステージだった。

弘嗣が大舞台で演歌に挑戦に僕は感動した。
「謙虚さの中にも表現がしっかりされていました」歌い終わった後の司会者の言葉。
感情過多と言われる僕の歌い方を少し反省(笑)

カラオケで大舞台初

カラオケで大舞台初

謙虚さです(棒立ちではありません)

謙虚さです(棒立ちではありません)