この船は前述したように24時間いつでも食事が出来る。
ケーキもフルーツもジュースもアルコール以外全て無料だ。
そして船内と言わずデッキにも背もたれのある椅子、横になれるソファー、二人掛けのソファー、
海を眺めながらのソファーがあらゆる場所にある。
空と海を眺めながら喰っちゃ寝をするには天国だ。
ところがさすが豪華客船そうはさせまいと プール(小さいが二つ)ジム(マシーンは色々)他にエアロビクスの教室、ヨガ、太極拳 などの教室が日替わりである。
ウオーキングをと思う方は船内階段を使いくまなく歩けば二時間の運動になる。
要するに食っちゃ寝天国を選ぶか 目白押しの運動を選ぶか強制はない。
体型のやばさを感じた僕は今日は運動日に決めた。
まず盆踊り練習に参加。
子供の頃から盆踊りの太鼓の音が聞こえると血が騒いだ。近所でも評判の踊れる子だった。店をやってからは踊るチャンスがなくなった。町内会の盆踊りは決まって土日だからそのために店を休む訳にはいかない。
曲目は身体が覚えている「炭坑節」と「東京音頭」他に新曲。
海を眺めながらながら炎天下汗だくの盆踊り。
続いて社交ダンス
チャチャチャを習ったが汗だくのシャツのまま参加したので ペアの段になって遠慮したが構わないからと一人の女性が声をかけてくれた。
自由時間にワルツ、ルンバ、タンゴ、マンボと流れたが ごっちゃになってしまった。ダンスパーティーに参加したいがマスター出来るか不安だ。
「ソーラン節」を踊ろうという教室に参加した。
それなら盆踊りと変わらないだろうとなめていた。
「ソーラン大会」とかテレビで見た事があった。
大勢の若者がチームを組んで何10組かが競うあれだった。
飛んだり跳ねたり回ったり 膝は曲げている事の方が多い。
曲はアップテンポでついていけない。
くそっと思いラストまで参加したが 夕食まで膝がガクガクだった。
この教室は今後外すことにした。
夜は8時から南半球の新月の星空を眺めようというイベントがデッキであった。
8時10分~8時30分までデッキの全ての明かりを消すという。
消えた後は移動しないで下さいとの放送が四ヶ国語であった。
雲が多かったのか期待する程の星は見えなかった。
明日はいよいよ期待していたアフリカの小島モーリシャスだ。
心地良い疲れでぐっすり眠れそうだ。